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施設/九州

旧志免鉱業所竪坑櫓(志免炭鉱跡)

国指定重要文化財の旧海軍炭鉱の竪坑櫓。塔型シャフトタワー方式は日本に現存唯一、世界でも数少ない遺構。坑内事故の犠牲者を含む炭鉱の記憶が刻まれた巨大構造物。

福岡県糟屋郡志免町にある旧志免鉱業所の竪坑櫓(たてこうやぐら)。
1943年(昭和18年)、当時の海軍が艦艇用石炭の自給確保のため建設した炭鉱施設の中心構造物で、地下から石炭を引き上げる竪坑のシャフトタワーである。
高さ約47.65m・鉄筋コンクリート造の塔型ヘッドフレームは、日本国内では現存唯一、世界的にもベルギーの2基と並ぶ稀少な近代化遺産で、2007年に国の重要文化財に指定された。
1964年の閉山後は周辺施設が解体されたが、櫓本体は記念物として保存され、夜間ライトアップも実施される。
閉山までに地下事故で多数の坑夫が犠牲となった歴史があり、慰霊碑が町内に建つ。

【沿革・年表】

1943年海軍炭鉱として建設、戦後は国家管理 → 国有林公社 → 1964年閉山。
重要文化財指定で保存。

  • 1889民間採掘開始
  • 1907海軍直轄炭鉱化
  • 1943現竪坑櫓が完成、塔型ヘッドフレーム方式採用
  • 1945敗戦時に GHQ 接収、その後国家管理
  • 1964/8/31閉山。坑夫約4,000人が職を失う
  • 1989竪坑櫓を残し他施設解体
  • 2007/12国の重要文化財指定
【現象録】
  • 閉山後も夜にウインチのような低い金属音を聞いたとの周辺住民の話
  • 昼間でも櫓の影に人が立っているように見える、近寄ると消えるという話
  • 事故命日や慰霊日近辺で櫓周辺だけ強い風が吹く体感報告
【所在・交通】
住所
福岡県糟屋郡志免町志免東1丁目1 [地図]
交通
JR香椎線『志免駅』(廃駅) → 西鉄バス『志免役場前』下車、徒歩約5分/福岡空港から車で約10分
現況
国指定重要文化財として保存。周辺は『志免鉱業所竪坑櫓 公園』として整備、ライトアップあり。
訪問覚書
立入禁止柵外から見学。夜間ライトアップは時期により実施。志免町歴史資料室で関連展示。
【民俗・伝承】

塔型ヘッドフレーム方式の竪坑櫓は日本では志免のみ、世界でもベルギーの2基と合わせて3基しか現存しない稀少な近代化遺産。
日本の戦時動員と戦後エネルギー転換の歴史を体現する建造物。

関連地海軍炭鉱石炭から石油へ近代化産業遺産重要文化財
典拠志免町誌福岡県の近代化遺産日本の竪坑櫓
【参考文献】
#施設#福岡県#志免町#重要文化財#近代化産業遺産#海軍炭鉱#竪坑櫓
⚠ WARNING
  • 立入禁止区域(構造物本体内部)には入らない。
  • 夜間訪問時は周辺住宅街の生活に配慮。
  • 撮影は公道側から。私有地に侵入しない。
最終更新:2026-05-04