山/中部
御嶽山噴火災害地(王滝口・剣ヶ峰直下)
2014年9月27日午前11時52分の水蒸気噴火で、紅葉登山シーズンの登山者63名が死亡・行方不明となった戦後最大級の火山災害現場。山頂剣ヶ峰直下の慰霊碑が無言の祈りを捧げ続ける。
長野県・岐阜県境にそびえる御嶽山(標高3,067m)の山頂域、特に剣ヶ峰直下の王滝頂上付近で2014年(平成26年)9月27日午前11時52分に発生した水蒸気噴火の被災現場。
土曜・紅葉シーズンの好天で多数の登山者が山頂域に滞在していた中、前兆乏しく突発的に噴火が発生し、噴石・火山灰により58名が死亡・5名が行方不明という戦後日本の火山災害として最大規模の犠牲者を出した。
御嶽山は『木曽御嶽』として古来より修験道の霊山であり、山頂に多数の祠・霊神碑が並ぶ信仰の山でもあった。
災害後に登山道は長期間閉鎖され、剣ヶ峰には犠牲者の慰霊碑と避難用シェルターが設置された。
【沿革・年表】
古代以来の修験道霊山 → 1979年の有史最初の噴火 → 2014年水蒸気噴火で63名犠牲 → 火山防災と登山規制の見直し。
- 古代修験道の霊山として信仰、登拝者が絶えない
- 1979/10有史最初の噴火(中規模水蒸気噴火)。死傷者なし
- 2014/9/2711時52分水蒸気噴火、登山者58名死亡・5名行方不明
- 2017/8剣ヶ峰直下の登山道が一部再開
- 2019/9剣ヶ峰山頂への登山道が再開、慰霊碑とシェルター設置
- 現在火山活動レベルに応じて登山規制が変動。慰霊登山が継続
【現象録】
- 命日近くの剣ヶ峰で、視線を感じる、誰かに見守られている気がするとの登山者証言
- 山頂直下の慰霊碑前で晴天無風時にも一帯だけ寒気を感じるとの体感
- 夜明け前の登山中、山頂方向に淡い光が見えた気がしたとの古参登山者の話
【所在・交通】
- 住所
- 長野県木曽郡王滝村三浦・剣ヶ峰山頂(王滝頂上) [地図]
- 交通
- 中央自動車道『伊那IC』から車で約2時間 → 田の原登山口・濁河温泉登山口から登山。
- 現況
- 活火山。気象庁の噴火警戒レベルにより登山規制が変動。剣ヶ峰山頂と慰霊碑あり。
- 訪問覚書
- 登山には適切な装備・体力・経験必須。気象庁の噴火警戒レベルを必ず確認。シェルターの場所を事前確認。慰霊碑前は静粛に。
【民俗・伝承】
木曽御嶽は江戸期以降『御嶽講』として民衆登拝が広まり、山中に多数の霊神碑(亡くなった先達の魂を祀る石塔)が建つ独特の宗教景観を持つ。
2014年災害は近代以降の登山史上最悪級の事故となり、火山防災の在り方が大きく問われた。
関連地御嶽信仰、御嶽講、霊神碑、気象庁火山監視、火山防災
典拠御嶽信仰史、2014年御嶽山噴火災害報告書、火山と日本人
【参考文献】
- 公文書御嶽山噴火災害 - 気象庁火山活動報告
- 学術書御嶽信仰史
- Web御嶽山噴火 - Wikipedia
⚠ WARNING
- 活火山。気象庁の噴火警戒レベル確認は必須。
- 山頂域は天候急変が頻繁。装備不足での登山は厳禁。
- 慰霊碑前は遺族の鎮魂の場。静粛に。
- 心霊目的の登山・撮影は遺族感情を傷つける。
最終更新:2026-05-04