霊園/関東
染井霊園
明治5年開園・染井吉野桜発祥地に造られた都立霊園。著名な墓所と古樹に囲まれた静謐な雰囲気から夜間の怪異譚が伝わる。
東京都豊島区駒込から巣鴨にまたがる都立霊園で、1872年(明治5年)に開設された日本でも古い公共墓地のひとつ。
江戸期に染井村と呼ばれ植木屋が多く居住し、桜の代表品種『染井吉野』の名はこの地に由来する。
約6万8千平方mの敷地に、高村光雲・高村光太郎・岡倉天心・二葉亭四迷など明治・大正期の文化人や軍人の墓が点在する。
夜間や早朝には人気のない区画で人影や白い靄が立ちのぼるとの噂が長年語られている。
【沿革・年表】
1872年(明治5年)、神仏分離令を受けた共同墓地整備の一環として開設。
1874年に都立霊園として正式管理開始。
第二次世界大戦時には一部空襲被害を受けた。
- 1872明治5年、染井村跡地に共同墓地として開設
- 1874東京府による正式管理開始
- 1889高村光雲一家の墓所建立
- 1908正岡子規墓所造営(田端大龍寺と並ぶ参拝先となる)
- 1945東京大空襲で一部区画が被害を受ける
【現象録】
- 深夜から早朝にかけ、古い墓石の間に白い和装の人影が立つとの目撃譚
- 誰もいない区画で背中に視線を感じ振り返ると気配が消える
- 桜の季節の夜、誰もいないはずの遊歩道から女性のすすり泣きが聞こえたという証言
【所在・交通】
- 住所
- 東京都豊島区駒込5丁目5-1 [地図]
- 交通
- JR山手線『駒込駅』から徒歩約10分/都営三田線『巣鴨駅』から徒歩約12分
- 現況
- 都立霊園として通常利用可。開園時間外の立入は禁止。
- 訪問覚書
- 管理事務所開門は7:00-18:00目安。深夜・早朝の単独立入りは規則違反となる場合あり。
【民俗・伝承】
染井村は江戸期に植木屋が集住した地で、染井吉野の母樹もこの地から広まった。
明治の墓地整備で著名人の墓所が集中したため、近代日本史の遺構と古い植生が混在する独特の景観を持つ。
関連地染井吉野、高村光雲、岡倉天心、二葉亭四迷
典拠豊島区史、東京名所図会(明治期)
【参考文献】
- 自治体史豊島区史 通史編
- 公式資料東京の都立霊園
- Web染井霊園 - Wikipedia
⚠ WARNING
- 霊園は墓参のための場所であり、心霊目的の深夜訪問は禁止。
- 開園時間外の立入りは管理規則違反となる。
- 墓石・献花物に触れない。撮影は墓所が映り込まないよう配慮が必要。
最終更新:2026-05-04