1992年にスーパーファミコンで産声を上げた「スーパーマリオカート」から数えると、マリオカートシリーズは30年以上にわたって世界中のリビングを盛り上げてきました。シリーズを重ねるたびに進化を遂げてきたレースゲームの定番作が、Nintendo Switch 2の登場とともに完全新作として帰ってきます。

前作「マリオカート8 デラックス」はNintendo Switchを代表するタイトルとして全世界で6,700万本以上を販売し、いまなお多くのプレイヤーに愛され続けています。そのような圧倒的な前作を持つシリーズの続編として、今作「マリオカート ワールド」はどのような進化を遂げたのでしょうか。

Switch 2発売と同日にローンチされた本作は、発売からわずか4日間で日本国内パッケージ版だけで約78万本を販売。Switch 2本体とのセット購入率はアメリカで約79%に達し、まさにSwitch 2の「キラーソフト」として世界中で話題をさらいました。

この記事では、発売情報・新要素・レビュー評価・前作との違いを整理し、購入を検討している方に向けて本作の実態をお伝えします。


【結論】マリオカート ワールドはこんな人におすすめ

  • Switch 2を購入したばかりで、まずこれを遊びたい人
  • 家族や友人と画面を囲んでワイワイ遊びたい人
  • マリオカート8 デラックスをやり尽くして次が欲しい人
  • オープンワールドを自由に探索する楽しさが好きな人
  • オンラインで世界中のプレイヤーと本気で戦いたい人
  • GWや年末年始など、みんなで集まる機会に映えるゲームを探している人
マリオカート ワールド
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基本情報

項目内容
タイトルマリオカート ワールド
対応機種Nintendo Switch 2(専用)
発売日2025年6月5日
価格(パッケージ版)9,980円(税込)
価格(ダウンロード版)8,980円(税込)
プレイ人数(画面分割)1〜4人
プレイ人数(ローカル通信)最大8人
プレイ人数(オンライン)最大24人
ジャンルレースゲーム
開発・発売任天堂
シリーズ通算第16作目

マリオカート8 デラックスからの進化点

マリオカート8 デラックスは2017年にNintendo Switchで発売され、その後も追加コンテンツを重ねながら長く遊ばれてきた傑作です。マリオカート ワールドはその正統な後継作として、ゲームの根幹からアップデートされています。

最大参加台数が12→24人に倍増

前作のレースは最大12台での対戦でしたが、本作では最大24台での大規模なレースが可能になりました。オンライン対戦でこの台数が一堂に会すると、コース全体の賑わいがまるで違います。スタート直後の密集戦やアイテムの応酬も、より激しく予測不能になっています。

コースがひとつの世界でつながった

前作ではカップを選ぶとその中のコースを順番に走るという形式でしたが、本作のコースはすべてひとつの広大な世界に物理的につながっています。グランプリでは1つのカップが4コースで構成されており、レース終了後にプレイヤー自身が自走して次のコースへ向かうという、シリーズ初の仕組みが採用されています。

カスタマイズ仕様の変更

前作ではキャラクター・カートボディ・タイヤ・グライダーの4つの組み合わせを自由にカスタマイズできましたが、本作ではキャラクターとカートの2択のシンプルな構成になっています。その代わり、キャラクターの衣装が充実しており、衣装込みで153パターン以上の見た目を楽しめます。

キャラクター数と顔ぶれの大幅拡張

前作の42体(DLC込みで50体)に対し、本作は50体のキャラクターが登場します。注目は新規参入の20体で、ウィグラー、スパイク、クリボー、ヘイホー、そしてムームーメドウズのウシまでがプレイアブルキャラクターとして加わっています。マリオカートシリーズでこれほど幅広いキャラクターが走れるのは今作が初めてです。

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ゲームの特徴・新要素

フリーラン——コースの外を自由に走れる

本作最大の新機能が「フリーラン」モードです。グランプリなどのレースとは別に、広大な世界を目的なく自由に走り回れるこのモードは、従来のコース外の道・海・線路など、レース中には立ち入れないエリアも探索できます。隠れたショートカット、風景の良いスポット、隠しコンテンツなど、走るだけで発見がある作りになっています。フレンドと集まってフリーランを一緒に楽しむことも可能です。

ノックアウトツアー——新感覚のサバイバルレース

各レースで最下位グループのプレイヤーが脱落していく「ノックアウトツアー(サバイバル)」モードが追加されました。通常のグランプリとは異なる緊張感があり、終盤に残るほど白熱する展開が魅力です。全48コースを舞台に開催されます。

新アクション——レールスライド・ウォールラン・チャージジャンプ

走行中に使える新アクションが3種類追加されています。「レールスライド」はコース上のレール(手すりや柵など)に乗り上げてスライドするテクニックで、ショートカットや隠しルートの発見につながります。「ウォールラン」は壁を走り抜けるアクション、「チャージジャンプ」は溜めジャンプで高い場所に乗り移ったり、壁走りを連続でつなげたりするための新技です。これらを使いこなすことで、従来の走り方では行けなかった場所に到達できるようになっています。

Switch 2専用機能との連携

本作はSwitch 2専用タイトルとして、ハードの新機能にも対応しています。別売のJoy-Con 2ハンドルアタッチメントを取り付けることで、実際にハンドルを握るような操作感でプレイが可能です。また、Nintendo Switch 2カメラ(別売)を接続すると、ゲーム画面内にプレイヤー自身の顔が表示され、対戦相手や家族との対戦でより盛り上がる演出が楽しめます。HD振動2にも対応しており、路面の変化やアイテムの衝撃が手元に伝わります。


レビュー・評価

批評家スコア

メディアスコア
Metacritic(平均)88点 / 100点
ファミ通36点 / 40点(4名各9点)
IGN8 / 10
Forbes90点
GameWith9 / 10
Metacriticスコア88点は、任天堂のメインタイトルとしても高水準の評価です。ファミ通では4名のレビュアー全員が9点を付けており、突出した弱点のない完成度の高さが伝わります。

ポジティブな評価

  • オープンワールドとレースの融合が新鮮:従来の「コースを選んで走る」という感覚から、「世界を旅しながらレースする」感覚への転換が好評を博しています。
  • 24人レースの迫力と賑わい:画面上に24台が溢れる大規模レースは前作では体験できなかった熱気があると多くのレビューが指摘しています。
  • グラフィックの大幅向上:Switch 2の性能を活かした高解像度の世界描写は、前作と比べて情報密度が格段に高いと評価されています。
  • フリーランの探索が楽しい:ファミ通のレビューでは「世界中を気の向くまま自由に走り回れる」フリーランが特に評価されています。

気になる点

  • カスタマイズの簡略化:タイヤとグライダーの選択が廃止されたことで、細かい戦略的なカスタマイズを楽しんでいたプレイヤーからは物足りないという声もあります。
  • 初心者向けに寄せた設計:一部のレビューでは、難易度の調整が初心者向けに振り切られており、上級プレイヤーには物足りない面もあると指摘されています。

総評

IGNは「オープンワールドへの移行が必ずしも最善の選択かどうかは議論の余地があるが、優れたマルチプレイレース、驚くべき完成度、スリル満点のノックアウトツアーはシリーズの遺産を十分に引き継いでいる」と評価。Forbesは「大きな変革を遂行しながら、慣れ親しんだマリオカートのプレイ体験はそのままだ」と、変化と継承のバランスを高く評価しています。シリーズ初のオープンワールド化という大きな挑戦を、高い完成度で実現した作品と言えます。


GW・家族・友人と遊ぶ最高の1本として

マリオカートシリーズがこれほど長く愛されている理由の一つは、ゲームが得意な人も苦手な人も、子どもも大人も一緒に楽しめるバランスにあります。アイテムによって実力差が縮まる設計、直感的な操作感、誰もが知っているキャラクターたち——これらが組み合わさることで、ゲームをあまりしない家族も思わず手が伸びる作品になっています。

本作では画面分割で1台のSwitch 2から最大4人が同時にプレイできます。ローカル通信を活用すれば最大8人、オンラインでは世界中のプレイヤーと24人でのレースも可能です。Switch 2を購入したばかりのご家庭でも、本体1台で家族全員が同じソフトで遊べるのは大きな魅力です。

発売後の週次ランキングでは18週にわたって首位を獲得し、2025年の国内ゲームソフト年間ランキングでも首位を記録しています。集まった機会に「とりあえずマリカ」という選択が、Switch 2時代にも続いていることがうかがえます。


メリット・デメリット

メリット

  • ✅ Switch 2の性能を活かした高精細グラフィックと広大なオープンワールド
  • ✅ 最大24人オンライン対戦でシリーズ最大規模の白熱レースが楽しめる
  • ✅ フリーラン・ノックアウトツアーなど新モードでボリュームが大幅増加
  • ✅ 50キャラクター・153パターン以上の衣装でコレクション要素が充実
  • ✅ Switch 2と同日発売で、本体購入直後すぐに遊べる
デメリット
  • ❌ Switch 2専用のためSwitch(初代)では遊べない
  • ❌ タイヤ・グライダーのカスタマイズが廃止され、前作より戦略的自由度が低下
  • ❌ パッケージ版9,980円と前作より価格が高い
  • ❌ フリーランは画面分割に非対応(1人プレイのみ)

こんな方には合わないかも

  • Nintendo Switch(初代)しか持っていない方:本作はSwitch 2専用タイトルです。初代Switchでは動作しません。
  • マリオカート8 デラックスのカスタマイズを深く楽しんでいた方:タイヤとグライダーの選択が廃止されたため、細かい組み合わせを研究していたプレイヤーには物足りなさを感じる可能性があります。
  • ソロプレイのストーリーや達成感を重視する方:本作はマルチプレイの楽しさを中心に設計されており、ひとりで黙々と攻略する深みを求めるタイプのゲームではありません。
  • 予算を抑えたい方:Switch 2本体(49,980円)+本作(9,980円)で合計約6万円の出費になるため、コスト面での敷居は高めです。

まとめ

マリオカート ワールドは、シリーズ30年の歴史を踏まえながら、「コースとコースが世界でつながっている」という根本的な革新を持って登場した作品です。最大24人のオンラインレース、フリーランによる自由な探索、新アクションによる走りの幅の広がり——どれも前作にはなかった体験です。

Metacriticスコア88点、ファミ通36点という高い評価が示す通り、Switch 2のローンチタイトルとしての完成度は申し分ありません。2025年12月末時点での全世界累計販売本数は1,403万本を超えており、「Switch 2を買ったら最初に遊ぶゲーム」として世界的に選ばれていることが数字でも証明されています。

Switch 2の購入を検討している方、あるいはすでにSwitch 2を入手していてまず何を遊ぶか迷っている方には、本作がほぼ間違いない選択肢と言えます。家族で遊ぶ休日の1本として、友人を呼んでの対戦ゲームとして、幅広いシーンで活躍するタイトルです。


本記事の情報は2026年4月時点のものです。価格・仕様は変更される場合があります。最新情報は任天堂公式サイトをご確認ください。